日本代表DF昌子源(26=トゥールーズ)が国際親善試合キリンチャレンジ杯ボリビア戦(ノエスタ)から一夜明けた27日、出国した。

森保ジャパンでは初めて、W杯(ワールドカップ)ロシア大会以来の招集でベテランと若手の間に立つパイプ役の重要さを実感。「森保さんの戦術や、自分の役割が何かを感じられた。(香川)真司君ら上の人らと下の若い世代のパイプ役をやりたいと思っていた。反省するところあったしもっと挑戦したいと思う。いい代表やった」と振り返った。

22日コロンビア戦では東京五輪世代のDF冨安とセンターバックのコンビを組み先発。W杯を共に戦ったMF香川や乾、宇佐美らが先発したボリビア戦はベンチから戦況を見守った。若手の活躍を喜ぶ一方で、成長を促すためにも自身を含めたベテランが支えていく必要があると強調した。

「若いメンバーが多くいる中で、いろんな見られ方があると思う。W杯(ロシア大会)に出ていないメンバーが活躍している中で(香川)真司君、乾君とか、必要不必要じゃなくて、まだまだ(若手を)支えるべきところは支えないといけない。僕は代表歴は浅いけど強く(支える気持ちを)持っていいと思うし、乾君、真司君も強く持っていると思う。年齢で言うとヒガシ君(東口)、(西)大伍君も。4年前のアジア杯、W杯を経験させてもらった身としては強く思いたいところではある」

森保ジャパン立ち上げ当初からテーマとして掲げてきた「融合」。融合を進めるためにも、自身の立場の大切さを痛感した。

「ベテランと若手の融合は大事。長谷部さんや(本田)圭佑君がいない中で、誰が引っ張るかといったら(吉田)麻也君とか真司君の世代やと思うし、じゃあいきなり若い世代がきたからバイバイというのは違うと思う。僕ら両方支える立場、パイプ役が大事。影響力を考えれば真司君はすごいし、そういう人たちを支える、下(の世代)を引っ張る。(柴崎)岳は自覚があるから、主将をやったと思う。そういうのを僕や(小林)祐希や宇佐美、選ばれていないけど(杉本)健勇や(遠藤)航(大島)僚太もおる。同じ世代で頑張っていけたらなと思う」

若手の台頭は収穫だが、ベテランが伝えるべきこともたくさんある。昌子らが積極的にパイプ役を買って出ることで、スムーズに伝えられることが増える。「若手たちがいつか代表の壁にぶつかった時に下から支えてあげたり、背中で引っ張ってあげたり、いろんなキャラクターで引っ張っていけたら。僕もまだ先輩に頼らないといけないところ、頼りたいところもある。これからも継続していきたい」と、課題を整理しながら日本を後にした。