日本代表なでしこジャパンが、今大会初勝利を挙げた。先発起用されたFW岩渕真奈(26=INAC神戸)が前半23分に先制点。MF遠藤(日テレ)のパスを受け、右足でミドルシュートを決めた。「ホントに全員の気持ちが乗った、いいシュートが飛んでくれて良かったなと思います」と納得し「とにかく勝つことに集中していたので、勝ててホッとしてます」と白い歯を見せた。

その後はFW菅沢(浦和)が追加点。最後はスコットランドに押し込まれ、終了間際に1点を返されたものの、最少失点で逃げ切った。初戦アルゼンチン戦は0-0の引き分けに終わっており、第2戦は勝利が求められた中での勝ち点3。そこで先発を外れていた岩渕が、W杯3大会目にして初スタメンで大仕事。「チームのために、と思ってやっていた。まだまだ物足りない部分もたくさんあるんですけど、まずは勝てて良かった。引き分けだった初戦はうまくいかず、厳しかったけど、新たな力をくれたというか。もう1つ、チームとして締めることができた」と振り返った。

1次リーグ最終戦は19日(日本時間20日)にFIFAランク3位のイングランドと対戦する。「(突破が)1位か2位かで大きく違うと思いますし、しっかりイングランドを倒して、次に進みたいなと思います」と気を引き締めた。