日本協会は23日、東京・JFAハウスで技術委員会と強化部会を実施した。

スペイン1部マジョルカMF久保建英ら直近に移籍した選手を9月10日の22年カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(ヤンゴン)に招集できるかについて、関塚技術委員長は前所属クラブに招集レター送付している場合は問題ないとの見解を示した上で「状況に応じて最大限、現場が必要と思う選手を呼べる能勢を作っていきたい」と話した。

加えて、ミャンマー戦(ヤンゴン)に向けて代表コーチやスタッフを欧州視察に派遣していた中に、育成システムの調査や日本の国籍取得が可能な選手の発掘などを任せるためにスペイン語を話せるスタッフを加えたことも報告。関塚技術委員長は「海外の事業に対して協力をしてもらう体制を強化はしている。今後もそういうところをもっと進めて現状に合ったものを進めていきたい」と話した。

7月18日に各カテゴリーのコーチングスタッフが集合して実施した会議では、「決定力不足の解消」が議題に挙がったという。「今まではゴール前に行く回数や人数が少ない攻撃だったが、全体が世界的にもいけるようになった。その上で育成のところからシュートテクニックのところの追求をしていきたい。強化部会を中心に議題に挙げて、日常でそういう時間はどれくらいあるのか、しっかり取り組んでいく」と、各世代を通して決定力アップへの意気込みを示した。

また、9月2日から20年東京五輪世代のU-22日本代表が行う北中米遠征で、6日に同メキシコ代表(メキシコ・セラヤ市)、9日に同米国代表(米カリフォルニア州)と強化試合を行うことが報告された。