日本代表の森保監督が、南米選手権8強のパラグアイ撃破に導いた。

1トップ大迫、トップ下の南野という初采配からのレギュラー組が、南米でブラジル相手に無失点だった難敵相手に前半だけで2得点。昨年9月の初陣から約1年の進化を証明し「選手が意思疎通してくれた」と評価した。

今夏の移籍でクラブでは直近の出番を失っている中島と堂安を先発させ、後半開始からは18歳MF久保建英を投入。センターバックには南米で重用した植田を入れて、冨安を現在のボローニャと同じ右サイドバックへ回した。「代表でも冨安はオプションになるか試したかったし、植田も結果を出しているので組み込んでみたかった」。2年目へ可能性を広げるテストにした。

久保には「6月と南米の出来を評価して、6月より長い時間を与えた」とし「前回はトップ下で今回は右を試したが、仕掛けて起点になってくれた」。一方で「守備の強度はまだ足りないので今日のようにチャレンジしてほしい」と注文も出し、英才教育を進めた。