東京オリンピック世代、U-22(22歳以下)日本代表はメキシコのセラヤでU-22メキシコ代表と国際親善試合を行い、0-0で引き分けた。鹿島アントラーズから世界屈指の強豪バルセロナ(スペイン)に加入し、3部のBチームでプレーする安部裕葵は攻撃的MFでチームをけん引した。

メキシコの猛攻を浴びた立ち上がり。腰が引けたように見えた選手たちを鼓舞したのが安部だった。「思い切り前から行こう」。ワントップの上田(鹿島)や2列目の渡辺(横浜F・マリノス)に声を掛け、自らも猛然とボールを追った。強気のプレーで流れを押し戻し「そこから相手の強度が落ちた」と納得顔を浮かべた。

広島・瀬戸内高時代は無名だったが、鹿島で一気に頭角を現してバルセロナ入り。「2年半前はただの高校生」と苦笑しつつ「鹿島に行くチャンスがあれば行くし、バルサに行くチャンスがあれば行く。一流の環境に身を置くことが好きなので」。キャリアの岐路で迷いなく飛び込む姿勢にも度胸を感じさせる。

攻撃の連係に課題は残ったが「自信を持ってやれば全然問題ない」と、ふてぶてしいまでの口ぶり。チームは9日(日本時間10日)にU-22米国代表と対戦する。