来年の東京オリンピック(五輪)を戦う22歳以下世代の日本代表が、アウェーで「サッカー王国」ブラジルを破った。

日本は前半15分にブラジルにPKを与え、先制点を許した。しかし同28分、MF三好好児(アントワープ)のパスを受けたMF田中碧(川崎フロンターレ)がペナルティーエリア外から、相手のアプローチが遅いとみるや、右足でミドルシュート。アウトサイドにかかったボールはブレ球となって右へ変化し、ゴールネットを揺らした。

1-1で迎えた後半7分、日本は相手ゴール前中央でこぼれ球となったところ、再び田中がペナルティーエリア外から右足でシュート。相手DFに当たり、コースが変わり、ゴール右へ飛び込んだ。2-1と逆転した。

ホーム戦で負けられないブラジルは、後半13分にレアル・マドリード所属のFWロドリゴ・ゴエスを投入する。だが日本の勢いは止まらず、同23分、右のサイドライン際でボールを持った田中がサポートに入ったMF中山雄太(ズウォレ)にパス。中山は右サイドから豪快に左足を振り、ニアポスト際を鋭く抜けるシュートを決めた。再びのミドルシュートで日本が2点差のリードとした。

後半37分にハンドの判定でPKを与え、ブラジルに1点差と迫られた。その3分後にはDF町田浩樹(鹿島アントラーズ)がファウルで一発退場となり、数的不利となった日本だが、最後まで集中力を切らさず、ブラジルに反撃を許さなかった。3-2で試合終了のホイッスルを迎えた。

フル代表にMF堂安律(PSV)、MF久保建英(マジョルカ)らを送り出す中、チーム全体の底上げを図るU-22世代が、来年の東京五輪へ大きな期待をもたせる勝利を手にした。