1次リーグ初戦を迎えた日本は、欧州王者オランダに3-0で勝ち大金星を挙げた。

前半36分にFW西川潤(神奈川・桐光学園高)のスルーパスに反応したFW若月大和(群馬・桐生第一高)がペナルティーエリア(PA)内に侵入し右足でゴール左へ決めて先制点を奪った。後半24分にも後方からの来た西川のスルーパスを若月が1タッチ目で前を向いてPA内に入り、ふたたび右足で決めて2点差とした。

同32分にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で獲得したPKを西川が決めて、3-0として試合を決めた。

若月が2得点し、西川が1得点2アシストと2トップが躍動し、白星発進となった。試合後、森山監督は「考え得る最高の結果。まずは攻撃力の高いチームだったので、どれだけ守備が頑張れるかというところで、(選手たちに)『もう次はこりごりだというほど走れ』と言うところで、サボらずに全員が2つ3つのタスクをやってくれた。オランダを(失点)ゼロで抑えてくれたというのは、非常に手応えを感じている」と、まずは守備をたたえた。

一方で攻撃では「カウンターで1点は取れると思っていたので、(スコアは)1-1か2-1で勝てたらいいなという予想だったのですけど、それをはるかに上回る出来で、本当に選手がハードワークして、最後選手が何人か(足を)つってしまって、次の試合に心配もありますけど、勝ち点3を取れたのは次につながるゲーム。一番強いと思われるチームにこれだけやれたので、選手の自信につながると思う。選手を褒めたい」と選手たちをたたえた。

2得点に若月は試合の入り方について「チーム一丸となって出だしからチームがまとまっていく。あと、笑顔。ミーティングで話したが笑顔を忘れないで日本らしいサッカーをする。その中でこういう結果が出たのがうれしいです」と話した。得点については「自分が試合に出るまでこの2点は予想していなかった。3-0で勝つのも予想していないですけど、後半の出だしもきつかったが、自分が決めてチームを楽にさせたいというのがあったので、ゴール前で決めてやるという気持ちもありました」と喜んだ。