国際親善試合キリンチャレンジ杯のベネズエラ戦(19日・パナスタ)に臨む日本代表は18日、試合会場で公式練習を行った。冒頭の15分間だけ報道陣に公開され、初代表のMF古橋亨梧(24=神戸)は仲間と軽いランニングに臨んだ。

練習後に取材に応じた新星候補は「最初はむちゃくちゃ緊張したが、やっていて楽しくなった。結果を求められるので、自分の持ち味を出していきたい」と話した。これまでは南野がつけてきた背番号9に決まり「すごいいい番号をもらった。(南野と)タイプは違うし比較されたら嫌だが、ボクも持ち味がある。気負わずやりたい」と続けた。右サイドを駆け抜ける抜群のスピードで得点に絡みたい。

南野とは大阪・興国高で同学年だったが、南野はサッカー部に所属せずC大阪下部組織でプレーしていたため、ほとんど接点はなかった。

所属先神戸では今季J1ではここまで、ビジャの12得点に次ぐ9得点で完全にレギュラーの座を獲得。イニエスタ、ポドルスキら世界的英雄と並び立っても「自分で言うのも何ですが、動きだし1つ1つのプレーとか、結果を出せるようになった」と自信を深めている。今回の代表戦へはイニエスタら同僚らから励まされた。試合当日には家族も駆けつける予定。

16日には母校の大阪・興国が高校選手権大阪大会で初優勝し、全国大会の出場権を得たばかり。後輩たちへ「自分たちの時代はなかなか大阪で優勝できなかったので、ぜひ自分たちのプレーをして全国優勝してほしい」とエールを送った。