なでしこジャパンは中国と対戦し、FW岩渕真奈が3得点を挙げるハットトリックの活躍で3-0で中国に快勝。2連勝で10年以来、4大会ぶりの優勝へ王手をかけた。

岩渕キャプテンがまたも躍動した。まずは前半9分、細かいパス交換からゴール前でボールを受けると、最後は倒れ込みながら左足で決めて先制。44分にはスルーパスに抜け出してGKと1対1となると、タイミングを外してループ気味に決める技ありの1発を決め、リードを広げた。

後半10分には途中出場のFW小林里歌子が左サイドからシュートを放ち、相手GKがはじいたところに詰めて3点目。初戦の台湾戦の2得点に続く今大会5点目で試合を決めた。

岩渕は3点目が入った直後の後半12分にFW田中美南と交代してベンチへ下がった。今大会は高倉麻子監督体制で主将を務めてきたDF熊谷紗希が不在で、代わって人生初のキャプテンマークを巻く。ピッチ内外でチームをけん引する岩渕の活躍で2連勝を飾り、17日に韓国との最終戦に臨む。