東京五輪世代のU-23(23歳以下)日本代表が五輪イヤー最初の練習試合を5-0と白星で飾った。

U-23アジア選手権(8日開幕、タイ)に向けて5日、バンコク近郊で元鹿島の石井正忠監督率いる同国1部サムットプラカーン・シティーFCと対戦。35分×2本で、合流したばかりのDF町田、疲労の残るMF旗手を除くフィールドプレーヤー全選手が出場した。

前半にMF食野のゴールで先制し、DF杉岡のクロスにFW上田が合わせて追加点。後半はFW小川のロングシュートとMF田川の2ゴールで突き放した。

結果でアピールした田川は「奪ってからの攻撃はスピード感を持ってやれた。チャンスをもらったら点を取ることでアピールしないと」。チームは4日間の事前合宿を打ち上げ、大会が用意した同国内の宿舎入りした。(バンコク=杉山理紗)

○…石井監督は新天地での初陣でU-23日本代表と対戦した。対戦は就任前、前任の村山監督の時に決まっていたという。「レベルの高さ、ポジショニングや1人1人の技術の高さを感じた。こういうタイミングで試合をさせていただき、かなり身近に感じた。大会で良い成績を残して、五輪でもなるべく上を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。