東京五輪世代のU-23(23歳以下)日本代表は同カタール代表と1-1で引き分け、1分け2敗と未勝利で1次リーグ敗退となった。

前半ロスタイムにMF田中碧がビデオ・アシスタント・レフェリーによる判定でレッドカードを受け、数的不利で後半へ。それでも先制は日本だった。後半28分、MF食野亮太郎からパスを受けたFW小川航基が右足ミドルで中央を射抜いた。

1人少ない中で貴重なゴールを手にした日本だったが、すぐに追いつかれる。後半31分、自陣ペナルティーエリア内でMF斉藤が相手選手を倒し、PKを献上。これを左へ決められた。

このまま最後まで得点を奪うことができずに試合終了。1勝もできないまま大会を去ることとなった。

▽森保一監督のコメント「前半の終わりに1人少なくなったが、後半の戦い方でも選手たちが意地を見せてくれた。(1勝もできなかった現実に)しっかり反省しないといけない。私を含めてみんなでこの大会を反省して、過去は変えられないので、ここからチームの成長、全選手の成長をしていくためにこの大会の経験を生かしたい。(今後へ)時間は限られていることは最初から分かっていることなので、その都度、その都度のベスト尽くして活動を続ければ、必ず大きな成果を生むと思っています。最後結果を出せるように積み上げていきたいです」

▽FW小川航基「1人少ないとか関係なく、今は悔しい気持ちでいっぱい。引いてくる相手にはミドルとか大胆なゴールが大事だと思っていたのでいいゴールでした。このままではいけない。正直こんなに力がなかったのかと思ってしまった」

▽DF杉岡大暉「いくら10人になったとはいえ勝ちきりたかった。戦う姿勢は見せられたかもしれないけど結果がすべての世界。1勝もできなかったことをしっかり受け入れてやらないといけない。何が何でも勝たなきゃいけなかった。悔しいし情けない。危機感をあと半年しっかり持って、本戦まで準備しないといけない」

▽MF食野亮太郎「自分の実力不足を痛感した大会。何が何でも勝つ気持ちを込めていったが、点が取れずに悔しいし、勝てなくてもっと悔しい。(今大会は)1点というのは正直寂しい。まだまだ自分の力は足りない。チームに帰ってしっかり練習したい」