女子日本代表「なでしこジャパン」(世界ランク10位)は、米国(同1位)に1-3で敗れ、3連敗で大会を終えた。

高倉麻子監督は「3試合を通じて、やってはいけないミスというのがすごく多かった。勝負どころを感じる力、パワーを持ってくることに関してまだまだやらなければいけない。そこは修正できると思います」と振り返った。

ミスが多発している要因については「ゲームの中での集中度、それだけが足りない。シーズンに入ればまた上がってくると思う。ポジティブに考えたい」と話した。

唯一の海外組で主将DF熊谷紗希は「狙っていた戦いは、これまでの2戦に比べてできた部分はある」と手応えも口にしつつ「今大会は自分たちのミスからほぼやられている。チームとしてのボールの回し方、ボールの持ち方を考えないといけない。世界との差を痛感していますし、1人1人が危機感を持って、世界を意識して戦っていくしかない」と引き締めた。

試合は前半7分に相手FWラピノーにゴール前でのFKを直接決められて先制を許すと、同27分にはパスミスから最後はFWプレスに鮮やかなループシュートを決められて2失点目。後半13分には途中出場のFW岩渕真奈のゴールで1点を返したが、同38分に左CKからMFホランに頭でネットを揺らされ、試合を決められた。