東京オリンピック(五輪)代表を兼任するサッカー日本代表の森保一監督(51)が1日、新型コロナウイルスの影響で史上初の中止となった全国高校総合体育大会(インターハイ)と全国中学校体育大会(全中)を目指していた選手にエールを送った。

休校しているこどもたちやその家族に向け、日本サッカー協会(JFA)がサイト内で実施している「Sports assist you~いま、スポーツにできること~」プロジェクトに登場。この日、メッセージ動画が公開された。

森保監督は「選手の皆さんの心情を考えると私も心が痛いです。大会主催者の皆さんも苦渋の決断だったと思います。選手の皆さんにとってインターハイや全中は大きな目標だったと思います。日ごろの練習の成果を発揮する舞台がなくなってしまい、とても辛く、悔しくて、やるせない気持ちでいっぱいだと思います」と心情に配慮。そのうえで「これまで頑張ってきたことを誇りにして前を向き、力強く前進してください。この困難を乗り越えることでより一層強くなれます。皆さんが歩むこれからの人生や進路において、この経験が必ず生かされると、私は確信しています。我々日本代表も3月から活動ができず、今後の予定も決まっていません。非情に厳しい状況ですが、皆さんとともに乗り越えていきたいと思っています。一緒に困難を乗り越え、未来に向かっていきましょう」と呼びかけた。