サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF長谷川唯(23=日テレ)が22日、アスリートが学生の質問に答えるウェブイベント「オンラインエール授業」に出演し、日本の23年女子ワールドカップ(W杯)招致撤退を悲しんだ。

長谷川は「お世話になった方々に直接見てもらえる機会でもあったので、やりたかったなという気持ちはあります」と話した。日本では12年にU-20女子W杯が開催され、前年にA代表が初のW杯優勝を果たしていたことなどもあり、ヤングなでしこフィーバーが巻き起こった。多いときは約3万人の観客がスタジアムに駆けつけるなど、高い注目度の中で選手も躍動し、優勝こそ逃したものの、当時の最高成績となる3位に入った。長谷川もこの時について「大会の盛り上がりを見て、自国開催はすごいなと思っていた」と振り返った。無念の招致撤退となったが、長谷川はすぐに切り替えた様子もみせ、直近に迎える21年の東京オリンピック(五輪)へむけ「五輪に立つことは夢でした。自分の力を出し切れる大会にしたいと思いますし、夢の舞台を全力で楽しみたい」と意気込んだ。【松尾幸之介】