日本サッカー協会は6日、オランダ遠征中の日本代表の背番号を発表し、MF南野拓実(25)が注目の10番を背負うことが決まった。MF久保建英(19)はこれまでと同じ17で、南野の9番は、MF鎌田大地(24)に決まった。

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10番は南野-。注目の象徴的な背番号は、プレミアリーグ王者のリバプールで、結果を出しつつあるMFが背負う。これまでは主に9番だったが、これで名実ともに、日本代表の顔となる。約1年ぶりの日本代表活動。注目の1つが10番の行方だった。森保ジャパンでは、主にMF中島翔哉(26)がつけてきたが、所属のポルトで全く出番がなく、招集外になって、10番が浮いていた。

進境著しい19歳のMF久保建英も候補とみられたが、プレミア王者という所属クラブの圧倒的な格と、世界最高峰の舞台で成長を続ける南野に落ち着いた。森保ジャパン結成後、最多11得点。昨秋には歴代2位タイ史上4人目の国際Aマッチ5戦連続ゴールと、初のW杯予選開幕4戦連発も達成。当然といえば当然の決着となった。

初招集のDF菅原は21で、MF堂安は11に。コンディション不良で不参加となったDF長友の5は空き番となった。

日本代表は同国ユトレヒトで9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と国際親善試合を行う。

◆背番号10◆

クラブでも代表でも、象徴的な重い番号。日本代表では過去にW杯で名波、中山、中村、香川が背負った。森保体制になり主に中島がつけていた。