オランダ・ユトレヒトで合宿中の日本代表のMF南野拓実(リバプール)が、新注目の10番になっても自然体を貫いた。

7日にオンラインで報道陣に対応。6日に発表された背番号で、10番に選ばれたことを受け「特に背番号にこだわりはない。もちろん今まで日本代表を背負ってきた選手の番号だと理解している。だからといってその番号にプレッシャーを感じることはない。いつも通りプレーできればいい」と冷静に話した。

代表チームとして10番に選ばれたことを光栄に感じている。南野は「この番号は重要だったと分かっている。それを付けさせてもらえるということに対し、うれしい気持ちはある。注目されることも分かっているが、いつも以上にやらないという感じではない」とあくまでも自然体でプレーする姿勢だ。

欧州の強豪クラブの1つとなるイングランド・プレミアリーグ昨季覇者リバプール移籍後、初の日本代表活動となる。所属先では世界屈指の3トップと言えるサラー、フィルミーノ、マネらとレギュラーを争っている。今季はチームの公式戦初ゴールを奪い、リーグカップでは2試合で2ゴール1アシストもマーク。「移籍してから高いレベルの選手たちと練習、試合をしている。試合で結果を出してこそ成長が実感できる。今はレベルアップしているかは分からない。少しでも証明するために、(オランダ遠征の)2試合で出たら結果で成長したところをみせられれば」と意気込んだ。

リバプールに移籍後、トップレベルの選手たちとしのぎを削り、得点に絡む貪欲さが今まで以上に強くなってきた。南野は「(リバプールで)今、自分に足りないのは結果。ゴール、アシストは物足りない。ボクはいつもガムシャラ。今も代表で結果を残さないと、チャンスは確約されているものはない。チームで考えながらやっているように、代表でもやれればいい」とゴールへの姿勢を口にしていた。