サッカーの国際親善試合は9日、オランダのユトレヒトで行われ、今年初戦となる日本代表がカメルーン代表と対戦する。試合開始は日本時間午後9時。新型コロナウイルスの影響でワールドカップ(W杯)予選が延期されてきた日本にとっては、昨年12月の東アジアE-1選手権以来の試合となる。FIFAランキングは日本28位、カメルーン53位。過去の対戦成績は日本の3勝1分け(5得点、無失点)となっている。

注目は新たに10番を背負うMF南野拓実(25=リバプール)。19年9月5日の親善試合パラグアイ戦から出場した試合で5試合連続ゴール中。カメルーン戦でもゴールを決めて国際Aマッチ出場6試合連続ゴールとなれば、85年のMF木村和司(当時日産)以来、35年ぶり2人目の最多タイ記録となる。85年の背番号10、木村の連続試合ゴール期間中は○●○○○●の4勝2敗だったが、南野はここまで5戦全勝だ。

MF久保建英(19=ビリャレアル)には代表初ゴールの期待が懸かる。ここまで国際Aマッチ通算7試合の出場で無得点。19歳127日で初ゴールとなれば、MF金田喜稔(当時中大)が77年6月15日のアウェー韓国戦でマークした19歳119日に次いで日本代表歴代2位の年少得点記録となる。現在3位はMF香川真司(当時C大阪)が08年10月9日のアラブ首長国連邦(UAE)戦でマークした19歳206日。香川の記録は更新することになる。