サッカー日本代表の森保一監督(52)が12日、国際親善試合コートジボワール戦(13日、オランダ・ユトレヒト)に向けた前日会見に臨み、9日のカメルーン戦に引き続き、3バック、4バックの両システムを試すことを明かした。

指揮官は「試合の流れを見て最終的に判断したい」としながら「コートジボワール戦でも3バック、4バックという形でトライしたいなという風に思っています」と語った。先発選手についてはカメルーン戦からの数人の入れ替えを明言し「今日の練習が今からあるので、そこで見て最終的に決めたい」とした。

カメルーン戦の課題については、ボールを持った時の攻撃のクオリティーを挙げた。カメルーンの選手たちのハイプレスにより、中盤の選手らがビルドアップに苦しんだことを認めて「いかに相手のプレスを外しながらチャンスへとつなげるか。選手にはトライする姿勢を見せてほしい」と奮起を促した。

今回は新型コロナウイルスに揺れる情勢の中で実現した海外遠征でもある。「初日にも集まった時、カメルーン戦の試合前にも選手に伝えました」とミーティングでは今回の活動の意義を選手に繰り返し語っていることも明かした。

「こういう活動を見て元気になってくれたりとか、みなさんが大変な思いをされている中で、日常の励みになるようなことを感じてもらえるように。勝利で笑顔になっていただけるように全力を尽くしたい」

20年の代表活動初戦となったカメルーン戦は0-0の引き分けに終わった。コートジボワール戦にしっかりと勝ち、オランダから日本へ激励の吉報を届けることを誓った。