日本代表の森保一監督(52)が、コロナ禍が続く21年を“三刀流”で乗り切る。3月にW杯アジア2次予選が再開する予定だが、コロナ変異種の感染が広がっていることからチーム編成に制約が生まれる可能性がある。13日にオンラインで取材対応し「海外組のみ、国内組のみ、通常の混合と、3つを考えたい」と万全の準備を敷く構えだ。

昨年10、11月の海外遠征では欧州組のみで選手を招集した。当時から国内組のみでのチーム編成も、必要に迫られる可能性を想定していたという。政府は現在、1月末まで全世界からの外国人の新規入国を原則停止している。今後の状況によっては、ホームの試合でも海外組を思い通りに招集できるか不透明になることも考えられる。国内組の力でW杯への道を切りひらく必要が出てくる場面も十分に考えられる。

3月に敵地でモンゴルとの試合も予定しており、コロナ禍では初の欧州以外での海外遠征となる。渡航制限や帰国後の行動制限が刻一刻と変化する中で「考えられる範囲で対応したい。今後、3パターンは常に考えないといけない」と指揮官。難しいかじ取りを迫られながら、22年W杯カタール大会を目指す。【岡崎悠利】