東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表が22日、アルゼンチンとの国際親善試合(26日・味スタ、29日・ミクスタ)に向けた合宿をスタートさせた。

MF旗手怜央(23=川崎フロンターレ)は「アピールの点では、練習でも試合でも良さを出したいと思うけど、勝ちにこだわってやりたい」と、この1年で強まった勝利へのこだわりを口にした。

直近の代表活動となった20年1月のU-23アジア選手権(タイ)は、プロ入り直前で大学生として参加した。「攻撃のクオリティーでは、1年間練習と試合を積んで、上がってきていると実感している。自信をもってやりたい」と、手応えは十分だ。

同大会は東京五輪予選を兼ねて行われたが、既に開催国として五輪切符を手にしていた日本は、1次リーグ敗退の屈辱を味わった。

旗手は「僕自身何もできなかったというのもあるし、一番感じたのは、勝つことへのこだわりが足りなかったんじゃないか」。東京五輪出場権を懸けて戦う他国との気持ちの差が、結果に表れたと感じている。

プロになり、川崎Fで優勝争いをする中でも、結果にこだわることの大切さを感じたという。「結果が出ないことには個人も評価されないし、結果がついてくると自信にもなる」。磨き上げた攻撃力を武器に、今度こそ結果を持ち帰る。