久保&三笘が共演へ-。U-24日本代表は今日26日、同アルゼンチン代表との国際親善試合に臨む。すでに五輪出場を決めて優勝候補の一角でもある南米の強豪との一戦。試合前日25日は千葉県内で非公開練習を行った。

雨天の中で公開された冒頭約15分の中でMF久保建英(19=ヘタフェ)は軽快に体を動かした。24日の練習では11対11の実戦形式が行われ、4バックを試した。主力組と思われるチームは左サイドにMF三笘薫(23=川崎F)、トップ下に久保が入った。長く飛び級組で招集され続ける久保と、昨季Jリーグで抜群の輝きを放った三笘。2つの才能が、ついにピッチで共鳴する可能性が高まった。

2人はともに川崎Fの下部組織出身で、三笘が中学生、久保が小学生だった際に練習をともにした間柄。久保が「見ていて楽しい選手。早く一緒にプレーしてみたい」と話せば、三笘も「コミュニケーションはとりやすい。うまく連係していけば力になる」と信頼する。練習では非常に近い距離間で絡む場面も。与えられた短い時間で、イメージをすりあわせた。

今回はA代表の常連組であるMF堂安が不参加となったが、19年6月の南米選手権(ブラジル)でウルグアイ相手に2得点するなど覚醒したMF三好が左サイドの1番手として最有力。五輪開催が1年延期となった間に、ただでさえ層が厚かった2列目は、三笘らも加わって激戦区となっている。中でも今最も注目を浴びる久保と三笘がタッグを組み「化学反応」が起きれば、本番が迫る中で五輪代表の幅が広がる。【岡崎悠利】

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