東京五輪世代のU-24日本代表は30日、U-24アルゼンチン代表戦の3-0快勝から一夜明け、選手は所属クラブに戻るため帰路についた。A代表を兼任する森保一監督(52)に代わり指揮をとった横内昭展監督(53)は、休む間もなく、この日はW杯アジア2次予選モンゴル戦のためフクアリへ移動した。

試合前にオンラインで取材に対応し、チームの強化にとどまらず「2試合を通して(五輪の)シミュレーションとして経験できたこともある」と話した。第1戦では、本番を想定して宿舎からバスで味スタへ移動。「ちょっと遠く、トイレに行きたいという選手もいた」と明かした。北九州への移動を含める中2日で「やはり選手にはダメージがあった」。ピッチ外でもよりよく環境を作れる点が見つかった。

本大会でも優勝候補の相手に3ゴール。会心の試合にも、26日の敗戦について言及し「本大会の1戦目と考えれば、勝ち点0はあとに響く。1試合目の戦い方は課題として残った」と改善点を語った。選手のたしかな成長に手応えを得つつも足元を見て、森保監督とともに若いチームを五輪の頂点に導く。【岡崎悠利】