日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が6日、オンラインで取材対応した。

3月にはA代表が国際親善試合の日韓戦、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦にそれぞれ快勝した。指揮官は「韓国戦は球際を1人1人が勝つこと、こぼれたら拾うことを実戦してくれた」と選手個々のプレーを評価。一方で「戦う意識があったのはいいが、反則は多かった。しなくてもいいときもあった。韓国戦では踏ん張ってくれたが、ピンチには変わりなかった」と言及。「さらに強い相手になった場合には痛い失点につながるかもしれない。球際を厳しくいくのは続けるが、不要な反則を減らすのはやらないといけない」と課題も挙げた。

また同時期に活動したU-24日本代表は同アルゼンチン代表との2試合で横内昭展コーチが監督としてチームを率い、初戦は敗れたものの2試合目で3-0と完勝した。森保監督はU-24日本代表のトレーニング、試合のメンバーなどはすべて横内監督に一任していたことを明かし「横内さんが言ったことは自分が言ったことと選手、スタッフに理解してもらった。2試合目は9人先発を替えているが、少しでも多くの選手に経験してもらいつつ、力を落とさないという、とてもいい判断をしてもらった」と話した。

今後は6月に再び2チームが同じタイミングで活動する。U-24日本代表は本番まで約1カ月に迫るタイミングにもなる。オーバーエージ枠の選手の起用について指揮官は「南米選手権でもやっているし、昨年の欧州遠征でもA代表の中に五輪選手が入っている」と経験値があることを説明した上で「(コロナ禍などの)条件によって変わるが、そのときの環境でチーム編成したい」と、これまでどおり柔軟に対応する姿勢を示した。