サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は11日、同パナマ代表(同59位)と国立競技場で対戦する。

パナマ代表のイグナシオ・キンタナ監督(32)は、「パナマから(国内組は)14時間かけて移動した。長距離移動であろうと、パンデミック禍であろうと、日本と対戦できるチャンスを絶対に逃したくなかった」と、なでしこジャパンとの対戦に並々ならぬ意欲を持って来日したことを明かした。

パナマ女子代表はW杯や五輪への出場実績はないが、19年女子W杯フランス大会予選では、初めて大陸間プレーオフまで勝ち進んだ。一方の男子は18年ロシア大会でW杯初出場を果たしており、昨年11月には日本代表がオーストリア遠征で対戦(日本が1-0で勝利)している。

来日メンバー20人中12人が米国やスペインなどでプレーする海外組で、キンタナ監督は「ベストメンバー」と明かした。なでしこジャパンの分析も既に済ませており、「岩渕選手をはじめとした個々のプレーのチェックはしてきたし、8日のパラグアイ戦も見た。チームプレーが非常に優れている点に驚いた。強豪である日本代表に対して全力で戦いたい」と意気込みを語った。