日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が4日、オンラインで取材に対応し、セルビア1部パルチザンとの契約解除してクラブとの対立が起きているFW浅野拓磨(26)について言及した。

浅野は契約解除となったいきさつについて、自身のブログで「度重なる給与の未払い、不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった」と説明している。これに対してパルチザンは「根拠のない退団であり、契約違反。国際サッカー連盟に訴える」と提訴をにおわせる声明を出している。

森保監督は広島を指揮した13年から16年まで、浅野を指導した間柄にある。今回起きている問題については「契約のことに関してはコメントできる立場にない」としつつ、人物像もよく知る指揮官は「人を裏切ったり、チームを裏切ったりするような人間ではない。今までのつきあいで、そういうことはありえないと思っている。この問題が早く解決してくれるといいなと思う」と、浅野に対する思いを語った。

5月末からは代表活動も始まる。「可能であれば選考のテーブルに乗せて話していきたい」と、招集する可能性についても言及した。