なでしこジャパン(女子日本代表)のGK池田咲紀子(28=三菱重工浦和)が7日、オンライン取材で“正GK”への思いを語った。

代表キャップ数は17試合で、38試合出場のGK山下杏也加(25=INAC神戸)に1歩リードを許している状況。「今まで2番手で来たけど、そこに甘んじていたわけではない。したたかに出る機会を狙っていて、いつチャンスをもらっても必ず100%のプレーができるよう取り組んできた。チャンスがあれば必ず結果を残したいけど、今まで通り、必ず100%が出せる状況を作りたい」と、熱い気持ちを明かした。

フィールドを最後尾から俯瞰(ふかん)できるGKとして、今季はゲームコントロールの強化に取り組んできたという。「試合の流れを見てコーチングをしたり、試合の中での役割を理解して、必ず勝利できるように、後ろでしっかりと仕事ができれば、アピールにつながると思う。チャンスがあったら取り組みたい」と、10日のウクライナ戦(Eスタ)、13日のメキシコ戦(カンセキ)に向けて意気込みを語った。

7日から始まったなでしこジャパンの広島合宿では、ピンクに染めた髪がひときわ目を引いた。同じピンクヘアのA代表DF小川諒也(24=東京)より一足早く、4月の代表活動後には髪を染めていた。「ピンクにこだわりがあったわけじゃないけど、いろんな選手とコミュニケーションが増えた」と池田。誰よりも目立つ髪色に覚悟をにじませ、虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがう。