日本代表MF南野拓実(26=サウサンプトン)が10日、11日の国際親善試合セルビア戦(ノエスタ)に向けてオンラインで取材対応した。FW大迫勇也(31=ブレーメン)が左内転筋を痛めて離脱し、7日タジキスタン戦に続いて攻撃の工夫が求められる。

「確かにサコ(大迫)君がいる時といない時では、僕ら2列目の選手のやり方は変わる。いない時にチームとしてやり方を見つけていかないといけない。(鎌田)大地や周囲の選手と、どうやってやっていくか試される部分。どういう布陣かも分からないが、替わった選手と連動して自分たちのパターンを見つけたい」

森保一監督(52)がこの日、3日のU-24日本代表との強化試合のメンバーが先発の基本になると明言し、2列目で南野が先発するのは確実。注目は1トップにFW浅野拓磨(26=無所属)を置くか、追加招集のFWオナイウ阿道(25=横浜F・マリノス)かの選択になるとみられる。

ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で7試合連続ゴール中の南野は「(浅野)拓磨は裏のスペースをつかって相手の最終ラインを下げてくれ、ゴール前でクロスに飛び込む特長がある。(オナイウ)阿道に関しては裏にも抜けられるし体も強い。球も収められてゴール前の迫力がある。合流して時間は少ないし、どうなるか分からないが、各自の特長を考えながらプレーする必要がある」と心構えを説明した。