日本代表MF鎌田大地(24=Eフランクフルト)が10日、オンライン取材で11日の国際親善試合セルビア戦(ノエスタ)への意気込みを語った。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは日本の28位に対し、相手は25位だ。

所属先Eフランクフルトの同僚には、セルビア代表に初招集された21歳FWヨベリッチらがおり、警戒心は十二分にある。

トップ下で先発濃厚な鎌田は「もちろんアジアとやるよりレベルも高い。フランクフルトではセルビアやクロアチアの選手とやる機会が多いので、やはりフィジカル面が強いイメージがすごくある」。その半面で「逆にすぐカッとなり(精神的に)弱いと思う部分もいっぱいあるので、うまく日本が狭い距離感で球を保持していけば、相手はイライラして自分たちのプレーができなくなると思う」と、心理的な駆け引きも必要だと語った。

一方で日本は細かいパスワークが最大の武器は分かった上で、Eフランクフルトでは最終ラインからのロングボールをもらって攻撃に転じる機会も多かった。「後ろ(最終ライン)から(2列目に)入れてもいいと思うことはあるのはある。そういうプレーができると、ゴールにスピーディーに向かえる」。臨機応変な戦い方で得点に絡む覚悟を示した。