東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表GK鈴木彩艶(ざいおん)が10日、オンライン取材に対応した。ガーナ人の父と日本人の母のもとに生まれ、ポテンシャルは抜群。スローイングは「あんまり得意ではない」と謙遜しながらも、ハーフウエーラインを越すパワーを兼ね備え、キック力にも自信を持つ。

そんな身体能力が、得点に生きるシーンもあるかもしれない。プレミアリーグ第36節では、リバプールGKアリソンが、CKに頭で合わせ、得点する場面もあった。「そういうシーンなら出て行くし、小学生の時はヘディングで何点か決めたこともあったので、チームを助けられるようなことが出来るように頑張りたい」と話した。

18歳はメンバー最年少。もちろん飛び級での選出。「この合宿に限らず、上の年代で呼ばれることもありましたが、年上だから、どうこうはない。今回も変わらずという感じ」と堂々としている。「今回選ばれて、東京五輪に対しての思いが強くなりました。自分としてはやれることは全力を尽くしている」と生き残る。