日本で大活躍したピクシーこと、セルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督(56)が10日、11日の日本との国際親善試合を前に、会場のノエビアスタジアム神戸での公式会見と練習に姿を見せた。

名古屋の選手、監督として計14年間過ごした、愛する日本への凱旋(がいせん)となる。

おかえりピクシー-。

そのスター性で、日本戦も主役となりそうだ。

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ドラガン・ストイコビッチ

◆生まれ 1965年3月3日、旧ユーゴスラビア生まれ。

◆華麗なる経歴 レッドスター、マルセイユ、ベローナから94年に名古屋入り。J1通算184試合57得点。95年にJリーグMVP。旧ユーゴ代表として国際Aマッチ84試合15得点。W杯は8強入りした90年イタリア大会と98年フランス大会に出場。84年ロサンゼルス五輪では銅メダル。

◆妖精 愛称はその華麗なプレーもあり、ピクシー(妖精)。

◆革靴弾 名古屋監督時代の09年の横浜戦(日産ス)で、ピッチ脇からこぼれ球を革靴でダイレクトボレー。見事に相手ゴールに蹴り込み退席処分になる。

◆日本大好き 好物はアユの塩焼き、納豆とC.C.レモン。

 

◆ピクシーとポイチ 現役時代にJ1リーグ戦で名古屋と広島の主力として11度対戦し、ストイコビッチ6勝、森保5勝。両者が初めてピッチで顔を合わせたのはストイコビッチの名古屋でのデビュー戦だった94年8月10日の広島戦。2人はともに先発し、前半6分に森保がFKをヒールキックで流して先制点をアシスト。一方のストイコビッチは前半18分に2枚目の警告で退場。森保はフル出場し、試合は広島が4-0で勝った。Jリーグの監督としては12、13年に計4度対戦し、森保監督の広島がストイコビッチ監督の名古屋に1-1、2-1、1-1、1-1と1勝3分け。

 

▽セルビア代表主将の31歳DFミトロビッチ (ストラスブールでGK川島とは同僚で)大変うれしく、対戦できるのを楽しみにしている。欧州に日本人がたくさんプレーしていて、個人的な知り合いもいる。(日本の詳細を)ここで話すとリスクがあるので遠慮しておく。