なでしこジャパン(女子日本代表)がウクライナに8-0で大勝した。この試合でDF熊谷紗希が20年3月以来の出場、主将を務めた。

試合は日本が攻勢な時間帯が長く、見せ場は少なかったものの、熊谷は「守備の時間はあまりなかったけど、リスクマネジメントはできていた」と、チームの守備面には手応えを持っているよう。前半3分にはGKと1対1になりそうなピンチもあった。失点にはならなかったが、「あそこでやられていたら(五輪)本大会では厳しい」。ここから修正できたことが、無失点につながった。

この日は五輪本番を想定したデーゲームで暑さも敵。欧州を拠点とし「10年くらい、日本の夏のこの時間を経験していない」熊谷にとってはきついはずだった。だが、「この時間帯で準備できるのはアドバンテージ。(直前に来日する)海外チームはもっときついはず。(暑さに慣れるのは)私たちとっても簡単じゃないけど、それを(ホームの)アドバンテージにしないと」と気丈に話していた。