東京五輪で初の金メダルを目指すサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は21日、札幌ドームでカナダ(同8位)との1次リーグ初戦に臨む。

20日、チームは札幌市内で約1時間15分の最終調整。冒頭15分間が公開され、時折笑顔を見せながらも、緊張感が増した様子だった。

練習後、FW岩渕真奈(28=アーセナル)は「改めてどうこう言うことじゃないけれど、明日の試合、勝つか、負けるかによって自分たちの首を絞めるか、先をちょっとずつ見据えられるかがあると思う。強敵相手ですけれど、自分たちが持っている物を全てぶつけて、勝っていいスタートを切りたいです」と誓った。

21日は全競技の先陣を切り、ソフトボールと女子サッカーが行われる。12年ロンドン五輪銀メダルを経験した28歳のエースは「本当に五輪って、日本全体で、日本のスポーツ全体で戦える良さがあると思う。本当にいいスタートを日本チームとして切れるように、ソフトボールもしっかり応援して、自分たちも頑張りたいなと思います」。午後7時半開始の大一番で、全てをぶつける。【松本航】