10月のサウジアラビア戦(7日)、オーストラリア戦(12日)に向けた日本代表メンバーが、28日午後6時から発表された。代表メンバー発表は通常なら午後2時に行われるが、森保一監督(53)が欧州視察中のため同時刻となった。

もともと今回のメンバー発表は30日を予定していた。実際に森保体制スタート以来、これまでは木曜日に実施することが多かった。しかし予定より2日前倒しした。その理由について、協会幹部は「サウジアラビア入国するにはビザを取得する必要があって、不備があったら、予定通りに入国できないことがあるから、森保監督にお願いして少し早めにメンバーを確定してもらった」と話した。

新型コロナウイルスなどで、サウジアラビア入国審査の書類が通常より増えた。協会関係者によると、サウジアラビアの入国管理局が要求する書類を100%そろえて提出したとしても「この書類を補充してほしい」「コロナ検査の証明書の種類が異なる」などと、煩雑な要求をされることがあるという。また、サウジアラビアに入国する際、国によって求められる書類が変わることもある。日本代表選手は欧州各国でプレーしていることから、それぞれ提出書類が異なるなどの事情もある。

当初の予定だった木曜日(30日)発表の場合、週末を挟むと追加書類の提出が遅れることもあるため、サウジアラビアへの入国が他の選手より遅れることもある。そのため「28日の火曜日」発表となった。