“サウジアラビアの久保”が日本の脅威となりそうだ。注目の20歳ドリブラー、MFアイマン・ヤヒヤ(アル・ナスル)は、日本代表MF久保建英(マジョルカ)と年齢が同じなら、体格も172センチ、66キロと同格。左利きで右サイドから細やかなタッチでドリブルを披露する姿も重なる。

そろって9月の代表シリーズではチーム最年少で、A代表ではまだ挑戦者の立場と共通点は多い。勝利した初戦のベトナム戦では途中出場。久保が負傷で招集外となり直接対決は実現しなかったが、消耗した試合終盤に出てくるとやっかいな存在となりそうだ。

ヤヒヤは今夏の東京五輪にも出場。コートジボワール、ドイツ、ブラジルと強豪国ぞろいの1次リーグで3連敗を喫して敗退したものの、コートジボワールとの初戦に先発するなど2試合に出場していた。国内でも2大強豪クラブの1つであるアル・ナスルでプレーしており、将来性を買われてA代表にも招集されている。経験が浅い選手も力を発揮しやすい地の利もあり、森保ジャパンは試合途中から起用される「ジョーカー」ヤヒヤに注意したい。