サッカー日本代表は今日12日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム、オーストラリア戦(埼玉)に臨む。引き分け以下なら、森保一監督(53)の解任の可能性もあり、東京の長谷川健太監督(56)が後任候補に挙がる。まさに崖っぷちの状況だが、森保監督は悲愴(ひそう)感を見せず、腹をくくったかのようにいつもどおりを強調した。7大会連続のW杯出場に望みをつなぐか、一気に視界がかすんでしまうのか。いよいよ大一番を迎える。

<今後の行方>

日本は12日のホームでのオーストラリア戦に敗れると、2位以内が遠のく。4試合勝ち点3のままで、残り6試合を全勝しても勝ち点は「21」となる。同日にサウジアラビアが5位中国にホームで順当勝ちした場合、オーストラリアとサウジアラビアは4連勝でともに勝ち点12。この2チームは残り6試合を3勝1分け2敗の勝ち点10でも「22」となり、日本を上回ることになる。前回大会の最終予選B組は1位日本が「20」、2位サウジアラビアが「19」で突破したが、今回の上位2チームは力強く、「21」でも厳しくなりそうだ。