日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)が、王国ブラジルから得た手応えを語った。

6日の国際親善試合キリンチャレンジ杯(国立)で対戦し、インサイドハーフで先発。持ち味である攻撃以上に、守勢に回る時間が増えた中でプレスにも走った。体力的な負担については「ウニオンでもやっている。きついとも思わない」とあっさり。「世界一のチームなので、2度追い3度追いは起きる」と想定内だった。

前線にいたFWネイマール(パリ・サンジェルマン)が下がってボールを受けたときにはマッチアップする場面も。「球際や1対1ではやられるとは思わなかった」と、自信をつかんだ。

W杯アジア最終予選や他の国際親善試合ではMF伊東純也、MF三笘薫らサイドアタッカーによる崩しからチャンスが生まれたが、ブラジルを個で突破するのは容易ではなかった。「彼らの能力はスペシャル。仕掛けはあっていい」としつつ「それだけじゃいけないと痛感した」と、仲間として、個をより生かすために連動した攻撃の精度を上げることが今後の課題だとした。