日本(FIFAランク24位)と米国(FIFAランク同14位)との国際親善試合は、フジテレビ系で生中継され、同局のワールドカップ(W杯)スペシャルナビゲーター、元日本代表FW大久保嘉人氏(40)が解説として出演。

日本は中盤の並びを、これまでの4-3-3ではなく、MF鎌田大地(26=アインラハト・フランクフルト)をトップ下に置く4-2-3-1へと変化させてきた。大久保氏は「今までやってこなかったけど、本番は何が起こるか分からない。これが通用すれば2つ強みができる。チャレンジしてほしい」と期待した。

前線からのアグレッシブな守備で高い位置でボールを奪い、前半13分にはMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)のパスに反応した鎌田が相手GKと1対1でシュート。惜しくも相手GKの好セーブに阻まれた。

大久保氏は「日本はボールを奪って攻撃になった時、前へダイレクトに当てている。これはうるさく森保監督に言われていると思います」と推察。さらに「鎌田選手がいると当てやすい。キープしてくれているので」と続けた。

前半25分、ゴール左でMF守田英正(27=スポルティング)のパスを受けた鎌田が右足でネットを揺らした。1度は、オフサイドの旗が上がったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定でゴールが認められ、トップ下の鎌田が結果を出した。

大久保氏は「その前に2回ぐらい(決定機を)外している。緊張していたと思う。これで今日は乗れますよ」とストライカー目線で解説していた。