U-20日本代表が同コロンビア代表との1次リーグ第2戦に1-2で敗れた。強豪ひしめく南米予選を3位で勝ち抜いた相手に先制したが、後半に逆転を許した。

前半30分、MF北野颯太のシュートから右コーナーキックを獲得。得意としているデザインされたショートコーナーで福井太智が相手をはがしてクロスをあげた。中央に入ってきた山根がフリーで合わせてゴールネットを揺らした。

前半を1-0で折り返したが、後半8分に日本の右サイドを崩され、中で待っていたMFアスプリージャに決められた。同14分にも同じサイドを深い位置まで攻め込まれ、こぼれたところをFWアンヘルに押し込まれた。後半38分には、コーナーキックから相手のハンドを誘い、PKを獲得。しかしMF松木玖生のキックはクロスバーにはじかれ、同点に追いつくことはできなかった。

得点をあげた山根は「チームとしての狙い通りの形ができた。ちょっとあたり損ねてしまったんですけど、ゴールに吸い込まれて良かったと思います」。試合では、相手の高い個の能力に手を焼き、押し込まれる時間も長かった。「戻る場所に戻れなかったり、ボールに行けていなかったりというのが長い時間続いていた。改善して、次勝つしかないので、準備したい」と力を込めた。

冨樫剛一監督は「1戦目からまた新たにコロンビアに向けて体調と戦略を整え、選手たちは表現してくれた」と選手たちを評価。チームは12時間後の現地時間午前8時の便で、第3戦の会場・メンドーサに移動するという。「まずコンディションをしっかり整えること、そしてやったことのないピッチでゲームをするので、ナイーブになりすぎずチーム一丸となってイスラエルと戦えるように準備したい」と次を見据えた。

U-20日本代表は、昨年6月にフランス遠征で同コロンビア代表と対戦し、1-2で敗れており、リベンジは果たせなかった。

コロンビアは2連勝で1次リーグ突破を決めた。日本は1勝1敗の勝ち点3でグループ2位。27日(日本時間28日)にU-20イスラエル代表と戦う。