<サッカーU-17女子W杯:韓国3(5PK4)-3日本>◇25日◇決勝◇トリニダード・トバゴ

 U-17日本代表の吉田弘監督(52)は、PK戦で世界一を逃して悔しさをにじませた。「3-2にしてから追加点を取るチャンスは何度もあった。それをミスでつぶしてしまった」。シュート数では37本対15本と圧倒。古河電工時代に日本リーグで得点王に2度輝いた元ストライカーは、選手にシュートを徹底した。1次リーグから6試合を通じてのシュート数は参加全チーム最多の145本。6割近い85本が枠内を襲った。しかし、圧倒的な攻撃力も、あと1点が取れなかった。「残念。優勝が指の先からこぼれていった」。FW岩渕真奈を擁しながら8強止まりだった前回を大きく上回る成績にも、満足の表情はなかった。