日本サッカー協会は25日、キリンカップの開催概要を発表した。日本代表は6月1日に東北電力ビッグスワンスタジアムでペルー代表と、同7日には日産スタジアムでチェコ代表と対戦する。東日本大震災による福島第一原発の事故や夏場の電力事情などの推移を見守っていたため、発表が遅れていた。

 試合では10~30%の節電も実施する予定。出場する方針となった南米選手権(7月1日開幕、アルゼンチン)、9月から始まるW杯アジア3次予選に向けた貴重な準備試合となるが、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)は日本協会を通じて「W杯予選を前に、南米と欧州というタイプの異なるチームと試合ができることは、とても良い準備の機会であり、大切な2試合になる。代表選手全員がさらに理解を深める良い機会としていきたい」とコメントした。