<国際親善試合:日本0-0チェコ>◇7日◇日産ス

 日本は海外組7人が先発に名を連ね、システムはペルー戦と同じ3-4-3でスタートした。最初にチャンスをつかんだのはチェコ。前半4分のFKに、DFライノフが頭一つ抜け出してヘディング。ボールはバーの上を通過した。日本は前半11分、FW本田のパスを反転しながら受けたMF長谷部が、右サイドからドリブル。右足でミドルシュートを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。前半37分にはMF遠藤が、ゴール正面約20メートルから右足FK。枠はとらえたが、GKチェフがはじき出した。前半は0-0で終えた。

 日本は選手交代なしで後半スタート。16分、ペナルティーエリア内でポストプレーに入ったFW李が、フリーのFW本田へのパスをキックミス。チャンスを逸し、思わず本田が天を仰いだ。33分には、この試合最大の好機を迎えた。本田の左クロスにFW岡崎がヘッド。GKチェフが弾いたところに李が詰めたが、再びチェフが左手1本で球をかきだした。日本が少ない決定機を生かせず、そのまま0-0で終了。キリン杯はペルーも含め、2分けの勝ち点2で並んだ3チームの優勝となった。