<国際親善試合:日本1-0フランス>◇12日◇サンドニ

 日本が猛攻に耐え、終盤のカウンターからのMF香川真司(マンチェスターU)のゴールでフランスから初勝利を挙げた。

 GK川島永嗣(スタンダール)が連続して好セーブを見せた後の後半43分、相手CKがゴール中央でこぼれたところを今野泰幸(G大阪)が拾ってドリブルで中央を駆け上がり、相手DFを引きつけたところで右を走るDF長友佑都(インテルミラノ)にパス。これを長友がダイレクトで中央へ折り返し、中央で香川が倒れ込みながらも右足で流し込んだ。

 日本のシュート5本に対し、フランスは21本。この攻撃をGK川島を中心に無失点にしのぎきり、フランスから金星を挙げた。日本がW杯優勝経験を持つチームに敵地で勝つのは初めて。

 また、遠藤保仁(G大阪)はフル代表同士による国際Aマッチの出場数が横浜などで活躍した井原正巳と並ぶ122試合となり、日本の歴代最多に並んだ。

 ザッケローニ監督が指揮した試合の通算成績は17勝8分け(1PK勝ちを含む)2敗となった。

 日本は13日にポーランドに移動し、16日にブラジルとの国際親善試合に臨む。