FW大久保が涙の謝罪を行った。関係者によると、オマーン戦後、宿舎に到着するなり、岡田監督に謝罪したという。「チームに迷惑をかけて申し訳ありませんでした。反省します」。言葉は震え、目を真っ赤にして涙を浮かべていた。

 退場処分を食らった直後に岡田監督から「ボケッ」としかられ、日本協会の田嶋専務理事には「とんでもないこと(敗戦)になっていたらどうするんだ。戒めてほしい」と激怒された。「やられても、我慢しないと結局は自分が損をする。オレは格闘家じゃない。サッカー選手にならんとね」。昨年以来、必死に自分と向き合ってきたが、ピッチレベルの気温が40度を超えた酷暑のアウェーで、冷静さを失った。

 裁定は10日にも下される。関係者によると、深く反省していることから、岡田監督は今後も大久保を起用する意向だという。出場停止が1試合の場合はタイ遠征に帯同。2試合以上なら10日にも帰国の途につくことになりそうだ。