日本代表の岡田武史監督(52)がバーレーン戦から一夜明けた29日、チーム立て直しへ、経由地で異例の緊急ミーティングを行った。マナマから日本への帰路の途中、飛行機を乗り換えたドバイ空港のラウンジで選手たちを集めて「多少メンバーも入れ替わるけど、次の試合まで時間もないから、全員次があるつもりで、気持ちを切り替えてほしい」と話したという。時間は短かったが、国際派ビジネスマンらのくつろぎの場であるラウンジに、ピリピリとした緊張感を走らせて、教え子たちに奮起を促した。

 チームは関西国際空港に到着後、解散した。そこからさらに飛行機を乗り継ぎ、羽田空港に降り立った岡田監督は「(話すことは)何もない」とだけ言い残して家路に。まるでバーレーン土産のように、到着ロビーにもピリピリムードだけが残された。指揮官は必勝を期し、30日にW杯予選オーストラリア戦(2月11日)に向けたメンバーを発表する。