日本代表DF田中マルクス闘莉王(29=名古屋)の新生日本代表合流が微妙となった。28日のリーグ京都戦(瑞穂陸)で痛みを抱えていた右脇腹の状態を悪化させた。関係者によると右肋軟骨を損傷しており、息もするのも苦しいほどで、日常生活にも支障が出ているという。29日から2日間のオフで安静にし経過観察するが、最悪の場合、9月2日開始の代表合宿参加を辞退する可能性も出てきた。

 闘莉王の代表への思いは誰より強い。W杯後に燃え尽き症候群のようになったが、それも強い愛着があるからこそ。今回は故郷ブラジルで開催される4年後のW杯に向けた第1歩。出場したい思いは強いというが、中途半端な状態では迷惑もかかる。クラブ側は「状態をみて、それから話し合いたい」とだけ話した。