日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(57)の初陣に、世界最高のFWリオネル・メッシ(23)が出場する。日本協会は10日、10月8日に埼玉スタジアムでアルゼンチンと親善試合を行うことを正式に発表した。小倉純二会長(72)は同国との契約の中にメッシを出場させることが含まれていると言及。一方で、メッシが出場しなければ20万ドル(約1700万円)の「違約金」が発生することを明かした。

 「もちろん、メッシは来るはず。試合に出ないと、(アルゼンチン協会は出場料を)20万ドル引かれちゃうから」。通常、世界トップレベルの代表チームを招く場合、その出場料は1億数千万円程度といわれる。そのなかでの20万ドルは決して安くない金額だ。

 W杯予選などと違って親善試合の場合は、スター選手の出場はイベントとして大きな目玉になる。スター選手出場に「保険」をかけることは決して珍しいことではないが、ザッケローニ新監督のデビュー戦となるだけに、日本協会も力が入る。「心配なのは、日本の選手のケガ。中沢は間に合うの?」と小倉会長が言うように、誰がメッシを止めるかも大きな見どころになりそうだ。