<練習試合:U-19日本代表4-0清水サテライト>◇26日◇三保グラウンド

 来年のU-20W杯出場権をかけたアジア選手権(10月3日開幕、中国)に出場するU-19日本代表が26日、清水サテライトと練習試合(30分ハーフ)を行った。清水商からポルトガル3部ロウレターノに入団したMF風間宏希(19)がフル出場。前半は不慣れな左MFでの出場だったが、ボランチに入った後半は、視野の広さを生かしたゲームメークでチーム2点目の起点となった。風間は「まだ課題はあるけれど、持ち味は出せた」と話した。

 会場には清水商の恩師・大滝雅良監督(59)が訪れ「卒業して以来初めて試合を見た。海外に行ってたくましくなった」と教え子の成長を喜んだ。同代表は29日まで市内で合宿を行い中国に出発の予定。風間は「代表の誇りを持ってプレーしたい。W杯の出場権はもちろん、アジアで優勝できるように頑張ります」と意気込んだ。

 ボランチで先発出場したMF藤田息吹(慶大2年=藤枝東出)は「本大会に向けて勝ち続けるという目標を達成できた。もっと自分の良さをアピールして、スタメン定着できるように努力したい」と話した。