オランダ1部フェイエノールトのFW宮市亮(18)の勇姿に、U-22(22歳以下)日本代表が刺激を受けた。13日、中東遠征から成田空港着の航空機で帰国。同じ18歳のMF宇佐美貴史(G大阪)は「うらやましい。フェイエノールトはいいチームだと思うし、いいスタジアムでやってるみたいなので」と話せば、エースFW永井謙佑(21=名古屋)は「ドリブルのうまい選手は、いかにシュートまで持っていってあげるかが僕の仕事」と、同じ代表戦士として戦う瞬間を見据えた。

 関塚隆監督(50)は、到着直後に宮市の欧州初ゴールを知ったという。3月以降の親善試合での招集については「89年(生まれ)以降の選手は、みんなチャンスがある」と前向きな姿勢を見せ、自ら欧州視察に出向く可能性ついても「時間が許す限り」。宮市の存在が、ロンドン五輪を目指すチームに大きな力を与えた。