日本サッカー協会は27日、6月のキリン杯に出場する日本代表25選手を発表した。

 川崎FのMF柴崎晃誠(26)にとっては予期せぬ初招集だった。練習前に庄子強化部長から電話で伝えられたが「頭が真っ白。まじっすか、しか言葉が出ませんでした。発表が今日だったことも知りませんでした。ひとりも知り合いがいないのが不安」と胸中を明かした。今季J2東京Vから移籍し、ボランチとして全試合先発フル出場。豊富な運動量やパスセンスに秀でるが、国見高時代は選手権得点王を獲得するなど得点能力も高い。「岡崎など裏に抜けられる選手にスルーパスを出したい」。ピッチでのイメージは膨らんでいる。ザッケローニ監督も「すべての人に開かれていると言ってきましたが選ばれるだけの存在」と期待を寄せた。