日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)が、同代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)とFW本田圭佑(26=CSKAモスクワ)の復帰に太鼓判を押した。9日、欧州視察のため成田空港を出発前「本田、長友の両選手は順調に回復していると聞いている。長友はベンチに入った。本田は練習を再開している。6月には間に合うだろう」と、アジア最終予選とコンフェデ杯が行われる2カ月後には復活できる見通しを語った。

 本田とはすでに国内で直接面会を行っている。現在のコンディションについて話を聞いた際、本人から復帰への強い意欲を感じた。「非常に高いモチベーションが伝わってきた。『代表に早く復帰して活躍したい』と話していた。トレーニングも順調にいっているようだ」。長友とは電話で連絡をとった模様で、2人の復活を待ちわびていた。3月26日のヨルダン戦では2人を欠き、結果的に1-2で敗れたことで、あいた穴の大きさが浮き彫りになった。

 今後に向けた準備にも余念がない。「招集できる選手はできるだけ早いタイミングで手元に置きたい」と、可能な限り早く合宿に入る意向を示した。まずは今週末にDF内田の所属するシャルケの試合を視察し、今月下旬までの予定で各選手のコンディションを見極めてくるつもりだ。【栗田成芳】